当社の本社所在地である旧浦和市(現さいたま市)をホームタウンとする、サッカーJリーグクラブの浦和レッズが、今年度のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で優勝しました。

決勝トーナメントの最終戦が、去る11月14日にレッズのホームスタジアムである埼玉スタジアムで行われたのですが、運良くこの試合を生で観戦することができました。この試合は、珍しく民放(テレビ朝日系列)で生中継されたので、ご覧になった方も多いかもしれませんが、熱狂的なサポーターの大声援を始めとしたあの雰囲気は、やはりその場にいないとなかなか実感できないと思います。

試合経過と結果についてはこちらにありますが、試合内容的にはほぼレッズの完勝と言って良い、サポーターとしては大満足のゲームでした。

地元チームということで、Jリーグ創設当時から応援はしていたのですが、2年連続最下位、J2降格という低迷期にずっと付き合わされた私としては、このチームがアジアチャンピオンになるなどとは、夢にも思いませんでした。しかしクラブとしては「Jリーグで優勝して、いつかはアジアへ、そして世界へ」という夢を見失うこと無く、補強を主体とした投資を継続してきて、そしてついに結果が出たと言えると思います。明確なビジョンを描き、それに向かってベクトルを合わせ、必要な投資や人材確保を行うというのは、企業活動となんら変わるところがありません。

そういうクラブマネジメントの興味深さと並んで、チームマネジメントとしての監督の仕事も、とても面白いものだと思います。良くビジネス雑誌などで、「野球型組織からサッカー型組織へ」なんていう記事をみかけますが、確かに一投一打に指示を送れるor受けられる野球に比べ、ピッチ上の選手一人一人が状況に応じて的確な判断をしなくてはいけないサッカーのほうが、より現代的な組織のイメージはあります。そんなサッカー型組織における監督(マネージャー)の仕事はどうあるべきか?などと考えながら試合を見るのも、また楽しいものです。(実際にはサッカーの監督の仕事は、試合中の采配よりも普段の練習や、選手達とのコミュニケーションの取り方のほうが大事なようですが)

まあでも、そんな理屈は抜きにして、純粋にサッカー観戦は楽しいです。ピッチの上を猛スピードで走り回る選手達、ボールを蹴る音の思いがけない大きさ、玉際での激しいぶつかり合い、そしてゴールが決まった瞬間の爆発的なカタルシス… 「埼玉スタジアムでレッズの試合を見ること」は、何ものにも代え難いストレス解消法です。負けた時には、かえってストレス増大しますけどね(笑)

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ACLでは優勝したものの、肝心のリーグ戦はまだ決着がついていません。リーグ戦残り2試合であと1勝すれば優勝ですので、次節の鹿島アントラーズ戦で決めたいところです。試合会場はもちろんホーム・埼玉スタジアムです。