昨年末にネットで見かけて以来、ずっと気にかかっていたノートパソコンがあったのですが、年明けに思い切って購入してみました。
ASUS EeeBook X205TA
CPUがAtom、メインメモリが2GB、ストレージはeMMCでわずか32GBと、一般的なノートパソコンとしてはかなりの低スペックです。簡単に言えば、Windows 8.1タブレットにキーボードを付けて一体型にした製品で、最近流行りの2in1(ディスプレイ部を取り外してタブレットとして使えるタイプ)を逆手に取ったといったところでしょうか。
Window 8自体は、あまり良い評判を聞いていなかったのですが、8.1となってだいぶ使いやすく、また安定してきているようで、自分で使っている限りでは、今のところ問題ありません。HDDではなくeMMCが搭載されているので、起動も速くてストレスがありません。HDDじゃないので、ファンが付いてないのもグッドポイント。どこで使っても静かでいいです。気になるバッテリーの持ちは公称で11時間とのことですが、夜間に充電しておいて、朝から一日持ち歩いて使ってもまだ余裕があるので、ほぼカタログスペック通りだと思います。
11.3インチと小ぶりですが、とにかく薄くて軽い(約980g)ので、毎日持ち歩いてもあまり気になりません。無線LANは内蔵されているので、wi-fi環境さえ確保できれば、ほぼ会社と同じ環境で仕事ができます。もちろん、重要なデータはパソコンには入れず、もっぱらインターネット経由でのやりとり(SNS)にメール送受信(Webメールを利用)、簡単な文書作成といった使い方がメインです。
移動中の電車の中などでは、当然スマホのほうが便利ですが、ちゃんと座って作業できる場所であれば、大きい画面でハードキーボードがあるほうが、圧倒的に作業効率がいいです。これで販売価格が3万円ちょっとというのは、かなりの高コストパフォーマンスじゃないでしょうか。
一般のノートパソコンと比較すると、カタログスペック的に相当見劣りがするので、こういう製品を求める客層というのは、かなりニッチな気もしますが、小なりといえでも市場は確実に存在すると思います。日本国内では昨年12月初旬から販売されたようですが、およそ2ヶ月で生産完了となり、現在は流通在庫のみが販売されているようです。トータルで何台売れたのかわかりませんが、ネットでの人気ぶりからすると、そこそこの販売数量にはなったように考えられます。恐らくこのシリーズでまた新しい製品が出るのでは、と期待しています。