「下町ロケット」シリーズで有名な池井戸潤の新作(出版は今年の7月ですが)「陸王」をご紹介します。今回の舞台は我々の地元である鴻巣市のお隣、行田市の老舗足袋業者です。
創業百年の歴史を持つ老舗足袋業者「こはぜ屋」が、会社存続のためにランニングシューズ「陸王」の開発に挑む物語です。「下町ロケット」同様、逆境の中、難題に次ぐ難題に立ち向かいながら、果たして成功にたどり着けるのか・・・という、まさに映画やドラマのようなストーリーです。
舞台となる零細企業(社員20名)の描写や、経営者の葛藤、大企業や金融機関の横暴さ等々、本当に良く書けてると思いました。もちろんフィクションですから、物語はいわゆる大団円に向かって進んでいくわけですが、それでも読んでいる間のハラハラ感は、舞台となる会社が小さい分、「下町ロケット」を上回っているような気がします。
舞台となった行田市では、早速本書のPRに務めると共に、映像化に向けての協力体制も整えているようです。とても読みやすくわかりやすい内容なので、映像化は間違いないと思います。どんなキャストになるか、今からあれこれ想像するのが楽しみでもあります。
お正月休みに楽しく読むには最適の一冊だと思いますので、興味を持たれた方は是非ご一読をおすすめします。
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さて、当社は本日(12月29日)が仕事納めです。本年もいろいろとお世話になりましたこと、この場にて御礼申し上げます。新年は1月4日(水)より営業開始となりますので、来る2017年もどうぞよろしくお願い申し上げます。皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。