ようやく連休明け。当社はカレンダー通りの出勤(というかお休み)だったのですが、それでも本当に長く休んだ気分です。今日一日はリハビリに励んだ気分です(笑)

ブログのほうも肩慣らしというか、仕事には直接関係の無い話題から書いてみたいと思います。

連休前になりますが、「レバレッジ・リーディング」という本を読みました。雑誌やネットの書評で良く見かけた本なので、ご存知の方も多いと思います。とても平易で読みやすく、一時間ぐらいで読んでしまいましたが、内容的にはとても充実感があり、かなり参考になりました。

単純に要約してしまえば、「いわゆる「ビジネス書」からは、重要なエキスさえ抽出できればいいのだから、とにかく多読して、より多くのエッセンスを自分のものにするべきだ」といったところでしょうか。著者自身は「一日一冊」を目標にして、実際には年間400冊(!)ぐらい読破しているそうです。

とはいえ、文学作品のように熟読玩味していては、到底こんな多読は不可能ですから、著者の読書法は「ビジネス書から仕事に役立つポイントを得ること」につきます。従って、一冊の本を最初から最後まで一言半句漏らさずに読むことはせず、とばし読み、斜め読み、拾い読みを活用し、気になったページの耳を折り、ポイントと思われる箇所には赤線を引く…といった感じで、とにかく100%実用本位の読み方に徹することが強調されています。

私自身、いわゆる「ビジネス書」の類は、読むのにかけた費用と時間の割に、残るものが少ないような気がして、なんとなく敬遠していたのですが、著者の「たった一行でも役立つ箇所があれば、充分元は取れたと思うべき」という主張には、まさしく目から鱗が落ちた感じがしました。

この本を読んでから、早速二冊ばかり「レバレッジ・リーディング」してみましたが、確かに一冊一時間もかからないし、思い切って本に書き込みをしたりページの耳を折ったりしてみると、より内容が頭に残るような気がしました。

「一日一冊」というのはさすがに大変そうですが、普段良く読む小説類とは別に、ビジネス書だけ週に一冊程度は読んでみようと思っています。