以前からスマホに替えてみたかったんですが、連休前にようやくゲット。替える前のガラケーは3年弱使いましたから、まあ良く使ったほうでしょう。(ところで、良く目にする疑問ですが、なんで「スマフォ」じゃなくて「スマホ」なんでしょうね? まあ、そのほうが発音しやすいのは確かですが)
導入から約2ヶ月使ってみて、だいたい問題無く使えるようになってきたので、このへんで使い心地も含めて初スマホのリポートをしておこうと思います。なお、機種名はあえて伏せます。若干辛口レビューになりそうなので・・・
まずは購入時点の話から。今回はキャリア系ショップにあらかじめ予約を入れて出かけたんですが、それでも店内での所要時間はトータルで3時間弱(!) 最後の45分ぐらいはガラケーからのデータ移動にかかった時間なので(それでも長いと思いますが)、純粋に機種変更の手続きにかかったのが約2時間ちょっと。最初に予約内容を確認してから、「少々お待ち下さい」と係の方が奥へ引っ込んで、しばらく待たされた後に今度は「こういうオプションがありますが、どうしますか?」みたいなことを聞かれては、また奥に引っ込んで待たされる、の繰り返し。これはスマホに限った話では無いとは思いますが、それでも機種変更でショップを訪れる度に、手続き時間が長くなっているような気がします。
さて、肝心のスマホですが、予め予習してあったとはいえ、それでも操作はわからないことだらけ。なんとか電話とメール、それにブラウザでのネット検索はできるようになったので、とりあえずは最低限の使用はできるようになりました。とはいえせっかくのスマホなので、あれこれと機能を試したかったのですが、やはりどうにもわからないことが多く、おまけに操作マニュアルはPDFで提供されていて、とても見る気になりません。というわけで、結局本屋で市販のガイドブック(マニュアル本)を購入して、それを参考に一通りの設定を済ますことができました。
いろいろ予習していて一番心配だったのがバッテリーの持続時間でしたが、案の定というか、夜間に充電して、満タンの状態で家を出て、通勤中にネット接続、その後はメールのやりとり、休憩時間にまたネット接続、ぐらいの使い方で、午後4時頃には残量が30%を切ってしまいます。夕方以降どこかで用事があるとなると、そのままでとても保ちません。今年の2月に発売された機種なので、少しはバッテリー持続時間が向上してるかと思ったのですが、あまり変わっていなかったようです。というわけで、いわゆる予備バッテリー(モバイルバッテリー)を購入して、一緒に持ち歩いています。
発熱の問題も指摘されていて、どこかで「携帯カイロ」と揶揄されていましたが、まさにその通りの暖かさ(熱さ)になります。デフォルトで温湿度計アプリみたいなのが入っており、いつ見ても30度近辺を表示、時に35度ぐらいになるのでおかしいなと思ったのですが、どうやら本体の発熱を計測してしまっていた模様です。これでは何の役にも立たないので、このアプリはすぐ外してしまいました。いわゆる発熱による機能制限という現象にも数回遭遇しましたが、特にゲームを動画再生をしてるわけでもないのに、どうしてこうなるのか見当がつきません。
バッテリーや発熱の問題は、いわゆる(余計な)常駐アプリを外したり、機能の制限をしたりして、だいぶ改善してきたので、現在はだいぶ安定した状態で使用しています。しかし機器の安定化をユーザーがやらなくちゃいけないというのは、製品として何か間違っているような気がするのですが、どうでしょう?
と、文句ばかり書きましたが、機器が安定化した今では、大変快適に使っているのは事実です。PCメールと携帯メールも同じ端末でやりとりできるし、ネットを使った検索や地図表示は本当に便利です。TwitterやFacebookでの友人・知人とのやりとりも増えました。AndroidというかGoogleの生態系(エコシステム)に取り込まれるというのが、多少気分的にすっきりしないものはあるのですが、これと便利さとのトレードオフというのは難しいところだと思います。とりあえずはプライベート情報の適度な提供に配慮しつつ、この生態系の中で便利さを享受したいところです。
使っているうちに、これからのパーソナル端末の方向性について考えたりもしたのですが、長くなるのでこれはまた別の機会に。スマホ、とりあえずは便利です。