ちょっと前になりますが、社内研修を実施しました。

当社内で「コミュニケーション研修」と呼んでいる、全社員参加の研修会なのですが、諸般の事情によりここ数年開催できず、今回が久しぶりの復活となったものです。

かなり間が空いてしまったため、何人かの社員にとっては初めての研修会でした。そんなこともあって、今回はグループ討議を中心に、まずは研修の呼称通り社員間の「コミュニケーション」を活性化させることを第一義に、研修内容を企画しました。

今回は土曜日を使っての丸一日の研修だったのですが、終了時点に参加者に書いてもらった感想レポートを読んだ限りでは、概ね好評価だったようなので、企画側として少し安心しています。

「コミュニケーション不全」というのは、まさに今流行の企業病だと思います。「他人に干渉されたくない、干渉したくない」というのが昨今の風潮だとは思いますし、自分自身にも少なからずそういう部分があるのは認めざるを得ません。しかし、職場での極端な個人尊重は、むしろマイナス要因として働くことが多いように思います。「それは自分の仕事ではありません」という態度が外部から評価されることは、まずあり得ないでしょう。しかし、現実にそうなっている企業を、私たちはたくさん目にしているはずです。

「居心地の良い職場」が、本当に良い職場なのかどうか、私たちは良く考えてみないといけないと思っています。適度な緊張感の下で、情報が共有され、問題が提起され、皆で知恵を出し合う…そんな理想の職場の獲得を目指して、これからも研修を始めとしたいろいろな活動を考えて行きたいと思っています。